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25Cファルケのもので、b点の目安はだいたい1/4でよい。Ka8やB4、フラップを使用しないブラニックはファルケと同じ程度の目安でよいが、実際のコースは2−80図のようになる。
2−79.80図で示したd点から接地点の間の斜線の範囲は、ファルケと相違している。これは、スポイラーによる下降角のアジャスト範囲は後者の方が大きいので、結果においては、ファルケと同じ目安と考えてよいわけである。
b点における目安の選定
まず、このb点を通過するときの接地点との距離と高度の比、すなわち、その機体にとってもっとも安全なわかりやすい基準を定め、練習にのぞむべきである。L/Dの小さい14〜20程度の機体では1/3くらい、L/Dの大きい20〜30程度では1/4にすれば、ちょうどよい。ただし1/4以上にすると、水平距離が遠くなり、しかも傾斜角が浅いので、接地点近くの状況がよくわからなくなることがある。したがって、高性能の場合には、一般にフラップを着陸状態にして(着陸フラップを全開にする)。L/Dを小さくすると、その飛行コースのb点の目安は1/3程度になる。しかも水平距離は近くなり、見下し角は深くなり、接地点近くの状況がよくわかるようになる。
ピラタスB4やKa8のような機体でも、だいたい1/4の目安でよい。最良滑

 

 

 

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